兼松KGKは、創業以来60年近くに渡り、モノづくり業界とともに成長してきました。それは、企業理念にも掲げている誠意と熱意をもってお客様のニーズに応え続けてきた歴史だといえます。
昨今では、世界的に広がっている脱炭素社会の実現に向けた取り組みや、企業の競争力強化に向けて一層加速するデジタルトランスフォーメーションなど、モノづくりを取り巻く環境はめまぐるしく変化しており、お客様ニーズも多様化しています。この先も、私たちは機械総合機能商社としてお客様のニーズに向き合い続け進化していきます。
ところで、皆さんは 「モノづくり」 に興味がありますか。例えば、今皆さんの目の前にあるものはどのように作られてそこにあるのでしょうか。どのような材料、製造工程を経て出来上がったものでしょう。この問い掛けに面白そうと感じたら、私たちの業界に向いているかもしれません。
もちろん私たちはメーカーではありませんから機械や製品を作るわけではありません。お客様の困りごとに対して、商社ならではの豊富な選択肢の中からベストな機械による解決策を提案することがミッションです。
私が30代の頃、担当するお客様が加工単価を下げることができずに困っていました。そこで、私はあらゆる社内のメンバーに相談し、半分以下の加工単価を実現できる機械を納入することができました。お客様がとても喜ばれた姿は今でもハッキリ記憶に残っています。あれは本当に嬉しかったです。
また、産学連携によって産み出された新しい加工技術を、どのような業界の機械に応用し拡めていくか、技術革新を世に広めるマーケティング戦略ができるのも私たちの仕事の魅力だと思います。
数多くのメーカーとの接点があるからこそ、私たちのもとには最新の技術情報が集まり、数多くのユーザーとの接点があるからこそ、お客様の困りごとに多様な視点からの解決策を提示できることが商社ならではの強みだと思います。
そして、意外かもしれませんが、商社でも機械を作ることができます。例えば私が営業担当時代に、営業活動の中で集めたユーザーニーズをメーカーに伝え、それが製品化されメーカーのカタログに載りました。真に必要なユーザーニーズの聞き取りは商社だからこそ出来ることであり、そこから新しい機械が産まれます。その機械が売れることでメーカーからも感謝されました。これも最高に嬉しかった思い出です。加えて、町工場だったお客様のモノづくりに寄り添い、共に進化の道を歩む中で上場企業へ成長されていくお客様の力添えができたことも誇りに思っています。
商社としてどこまで対応するのか、その商いの限界を決めるのは皆さん自身です。自分ならどこまでできるか、ぜひ挑戦してもらいたいと思います。未来は自ら創る。多くの先輩が力を貸してくれますよ。もちろん私もです。
「モノづくりへの志が高い人」、そんな皆さんと出会えることをとても楽しみにしています。一緒に日本のそして世界の未来を創りましょう。
兼松KGKを数値化して見える化
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